楽天モバイルって、最近すごく話題になってるけど…。
楽天モバイルにするメリットって何なの?
実際に乗り換える時、どういった手順で進めたらいいの?
楽天モバイルってまだまだマイナーっぽいし、トラブルとか色々ありそう…。
乗り換え手続きでは、どんなことに注意すべき?
楽天モバイルに対して、こういった疑問をお持ちではないでしょうか。
今回、私と夫の2人でワイモバイル(Y!mobile)から楽天モバイル(Rakuten Mobile)へ乗り換えをしました。
実際の手続きの流れやその時に体験したトラブル、「こんな所を気をつけないといけなかったの!?」と思ったことなどをご紹介します。
何か参考になる所があれば嬉しいです。
楽天モバイルに乗り換えた理由
- 1年無料のキャンペーン
- 料金プランがシンプルで分かりやすい
- 楽天ひかりも契約すれば、ひかりの基本料金も0円
メリット・デメリット色々ありますが、私達夫婦が大きくメリットに感じたのはこの3つです。
1年無料のキャンペーン(追記:2021/04/07まで→以降、無料期間3ヶ月に変更)
楽天の料金プランは1つしかなく、2020/02時点で新規申し込みできるのは
Rakuten UN-LIMIT V
という料金プランです。
どのうようなプランかと言うと、
●プラン料金 2,980円/月
●楽天回線エリアは容量制限なしでデータ通信可能
●Rakuten Linkアプリを使用した場合は、日本国内への通話・SMSが無料
というものです。
(詳しくは楽天モバイル公式サイトをご覧ください。)
そして先着300万名対象で、このプラン料金 2,980円/月が、なんと1年間無料になるというキャンペーンをしています!
2021/02/08時点で、累計契約数が250万回戦を突破したと、ネット上ではかなり話題になっているみたいですね。
300万回戦を突破する日も近そうです。
ただこのキャンペーン、1つ注意点があります。
それは、1人1回線までしかこの1年間無料キャンペーンは適用されない、という点です。
例えば、1人の名前で家族全員分の携帯電話を契約している場合などは注意が必要です。
もし、家族全員が楽天モバイルに申し込むとして、1年間無料の恩恵を全員受けたければ、あらかじめ名義を別々にしておかなければならないのです。
私達夫婦の場合は、夫の名義で2人分の携帯電話を契約しており、この場合に当てはまってしまい…。
まずはY!mobileで名義変更(譲渡)の手続きをしなければなりませんでした。
料金プランがシンプルで分かりやすい
2021/01/29に発表された新料金プラン
Rakuten UN-LIMIT VI。
このプランは2021/04/01から適用されます。
もちろんプランはこの1つだけです。
Rakuten UN-LIMIT Vと決定的に違うのは、利用した通信量に応じて段階的に料金が上がる、という部分。
MAXの料金は、Rakuten UN-LIMIT Vと同じ 2,980円/月 です。
利用料金以外のプラン内容に関しては、Rakuten UN-LIMIT Vと基本的には同じです。
さらに、先ほど紹介したRakuten UN-LIMIT Vの1年間無料キャンペーンに申し込んだ人は、1年間の無料期間終了後に、自動的にRakuten UN-LIMIT VIに切り替わります。
1年間無料のキャンペーンはきっちり適用させてもらえるなんて、むちゃくちゃ魅力的じゃないですか!?
ちなみに私達夫婦2人とも、携帯は 3GB/月 くらいしか使いません。
特に私は引きこもりなので笑、頑張れば 1GB/月 まで、つまりこのプランだとタダに抑えることもできちゃいます。
「携帯回線のギガはそこまでいらないんだけどな…」
という人にとっては、とてもメリットのあるプランだと思いますよ。
個人的に思うのは、
「使った人からお金を取る、使わない人からはお金を取らない」
という本来の携帯電話料金のあり方を、楽天モバイルは打ち出してくれたと思ってます。
ここ最近の携帯電話料金って、
「◯◯を契約すれば×××円割引!」
みたいに割引前提で作られているから、料金体系がとても複雑で分かりにくいと思いませんか?
ユーザーが本当に求めていたものを打ち出してくれたからこそ、楽天モバイルに申し込みが殺到している今の状況があるのだと思います。
楽天ひかりも契約すればひかりの基本料金も0円
1人暮らしの方にとって、固定回線契約はキツいかもしれませんが、家族で住んでいるなら是非検討してほしいこのキャンペーン。
●Rakuten UN-LIMIT V
●楽天ひかり
両方申し込むと、楽天ひかりの基本料金も1年無料
というもの。
どちらが先の申し込みでも大丈夫です。
2年目以降は、
- 集合住宅…3,800円/月
- 戸建て…4,800円/月
上記の料金がかかります。
ちなみ私達夫婦の場合、集合住宅暮らしでSoftbank光を契約し、4,700円/月ほどかかっています。
2年目からの料金を考えても、Softbank光より安くなるんですよね。
何より、固定回線を使えば、楽天回線エリア内かどうかは関係なく、快適にデータ通信ができます。
Rakuten UN-LIMIT V・VIともに魅力的なプランであることは確かです。
しかし携帯回線だと、楽天回線エリアかどうかというのをかなり気にしないといけません。
これは楽天モバイルの最大のデメリットでしょうね。
実際、楽天モバイルを使っている友人に話を聞いてみました。
その友人は、パートナー回線エリア(5GB/月 まで)に住み、固定回線を契約していないのですが、やはり5GB/月だと足りないようで、別でSIMカードを買い、並行して使っているそうです。
楽天モバイルは、まだまだ発展途上のキャリアです。
携帯回線をストレスなく使える地域は、都心部など一部に限られている、と考えた方がいいでしょう。
しかし楽天ひかりを契約すれば、家の中での通信に関しては、そういうことを考えなくていいので安心ですね。
ただし、この楽天ひかり、契約期間3年間という縛りがあります。
更新月以外に解約すると、契約解除料9,500円がかかってくるのです。
「解約料がかかるなんてけしからん!」と考える人は多いかもしれません。
でもよく考えてみてください。
最低でも
3,800円/月×12ヶ月=45,600円
が無料になっている時点で、契約解除料9,500円なんてペイできています。
携帯電話とのトータルの料金を考えてみましょう。
私達夫婦の場合は、携帯料金2人分(Y!mobile)+ひかり(Softbank光)で 約10,000円/月 払っています。
楽天モバイル+楽天ひかりの場合、2年目以降の料金で考えても、
(3GBまで)980円/月 × 2人分 + 3,800円/月 = 5,760円/月
ひと月あたりで半額近くまで抑えることができます。
年間のトータルで考えると、差はもっと開いていきますね。
あくまで、「携帯回線をさほど使わない」ことが前提ですが…。笑
固定費を抑えるという選択肢として、これほど効果的なプランは今のところないでしょう。
乗り換えの手順
ここから、実際に私達夫婦が乗り換えした手順をまとめていきます。
以下の手順で手続きを進めました。
【楽天モバイル】
●2021/01/31 Y!mobileショップにて名義変更(譲渡)の手続き
↓
●2021/02/01 MNP予約番号取得
●2021/02/01 楽天モバイル公式サイトより申し込み
Y!mobileショップにて名義変更(譲渡)の手続き
Y!mobile公式サイトより来店予約
名義変更(譲渡)の手続きは、Y!mobileショップに来店して手続きする必要があります。
来店予定日の前日までに、Y!mobile公式サイトより来店予約をします。
(詳しくはこちらをご覧ください。)
必要書類を持参して、来店
- 私と夫の本人確認書類(運転免許証など)
- 私(:名義を譲渡される側)のクレジットカード(もしくはキャッシュカード)
を持って、Y!mobileショップに行きます。
審査
必要事項をタブレットに入力し、その後、審査に入ります。
結果が出るまでに10分ほどかかります。
審査といっても、落ちることはまずないでしょう。
私は専業主婦ですが、無事審査に通り、私の名義に変更することができました。
携帯料金の支払い延滞したとか、そういったことをやったことがなければ、大丈夫だと思われます。
翌日に名義変更が反映
手続きをした翌日に、My Y!mobile上に変更後の名義が反映します。
ただし、名義を譲渡された側(私)は、反映した日から3日間はMy Y!mobileにログインできません…。
MNP予約番号を取得
名義変更が反映されたら、MNP予約番号を取得します。
●夫…My Y!mobileにログインして取得
●私…My Y!mobileにログインできないので、カスタマーセンター(0570-039-151)に電話して取得
(詳しい手続き方法はこちらをご覧ください。)
My Y!mobileにログインして取得する方法が、待ち時間もなくスムーズです。
MNP予約番号は、SMSで送られてきますので、後ほど楽天モバイルの申込画面で入力しましょう。
楽天モバイル公式サイトにて申し込み
楽天モバイル公式サイトにアクセスします。
「お申し込み」をクリックします。
「プランを選択する」をクリックします。
申し込みしたいオプションがあればチェックを入れ、SIMカードタイプを選択し、「製品選択へ進む」をクリック。
※SIMカードタイプは、製品紹介ページの「スペック」のところで確認しましょう。
製品の選択画面へ移動するので、欲しい商品を検索し、「製品を選ぶ」をクリック。
カラー、お支払い回数を選択し、「カートに追加する」をクリック。
製品保証・アクセサリーを選択する画面に移動するので、必要であれば追加してください。
「スマホ交換保証プラス」は最初から選択されています。
「スマホ交換保証プラス」が不要であれば、「選択済み」をクリックして、以下のような画面になりますので「選択を解除する」をクリックしてください。
最後に、「この内容で申し込む」をクリックします。
ログイン画面に移動するので、ID・パスワードを入力してログインします。
契約者情報の画面に移動します。
本人確認方法を選択し、「次へ進む」をクリックしてください。
「他社から乗り換え」を選択し、電話番号・MNP予約番号・有効期限を入力し、「次へ」をクリックします。
ちなみに、MNP予約番号はハイフン(ー)は入力しなくていいです。
受け取りとお支払い方法の確認画面になります。
お届け希望日や、楽天スーパーポイントを使うかどうかなどの選択、紹介特典のIDの入力も可能です。
楽天ひかりを申し込む方は「楽天ひかり案内メールを受け取る」にチェックを入れてください。
入力内容に間違いなければ「申し込む」をクリックします。
解約にかかる費用(2021/04追記)
Y!mobile解約月にかかった費用は以下の通りです(私個人の費用)。
- スマホプランM 基本料 … 3,980円/月 ー 家族割 500円 = 3,480円
- 通話料(MNP予約番号を取得するために0570の番号にかける)… 780円
- 譲渡承認手数料(名義変更(譲渡)の手数料) … 3,000円
- MNP転出手数料 … 3,000円
- 解約料(2年契約の途中で解約したため)… 9,500円
合計 19,760円 もかかりました。笑
に、2万円近くもかかるなんて…正直、予想外。笑笑
ちなみに、私の場合は機種代金は払い終えていたのですが、分割の機種代金が残っている場合は、それも解約月に一括で支払うことになります。
こうやって見ると、解約料払ってまで楽天モバイルに乗り換える必要もあったのかなーと、ちょっぴり思いますね…笑
とはいえ解約月まで待ったところで、どんなキャンペーンを打ち出しているかは分からないですからね。
申し込んだ2021/02時点ではベストな選択肢だったと思うことにします。笑
乗り換えにあたり、体験したトラブルまとめ
実店舗での手続きは、来店予約必須
Y!mobile、楽天モバイルともに、最初は予約なしで店頭に行ったのですが、
「今日は予約でいっぱいなので、Webで予約の上、明日以降にお越しください」
と門前払いをくらいました。
明らかにお客さんがいなくても、です。笑
電話をしても、同じことを言われます。
(ちなみに、楽天モバイルの店舗には、電話すらできません。)
【Y!mobile】名義変更(譲渡)の手続きは、Y!mobile専門店でしかできない!?
名義変更の手続きをするにあたって、最初は家電量販店のY!mobileショップコーナーに行きました。
すると、
「名義変更の手続きは、Y!mobileショップでしかできません」
と言われたんですね。
そこで、近くにSoftbank/Y!mobileのデュアルショップがあったので、そこに電話しました。
すると、
「名義変更の手続きは、Y!mobile専門店じゃないとできません」
と言われる始末。笑
最終的に、Webで来店予約をして、Y!mobile専門店で手続きしました。
しかし、専門店のスタッフさんによると
「デュアルショップでもできますよ」
とのこと。笑
この一連の出来事から思ったのは、来店予約さえすれば、家電量販店だろうがデュアルショップだろうが手続きできるのでは?ということ。
Y!mobile公式サイトには、「専門店でのみ手続き可能」みたいな記述はないので。
ただ、面倒な事務手続きを引き受けたくないから「専門店でしかできない」なんて嘘をついているだけでは?
と思ってます。
世知辛い世の中ですね…笑
【楽天モバイル】質問には対応しても、新規契約手続きは断る
楽天モバイルは、店舗こそありますが、あまり人員を割いていないイメージです。
地元の家電量販店や専門店をいくつか回りましたが、販売スタッフは基本的に1人しかいませんでした。
都心部の店舗ではまた違うのかもしれませんが…。
Webの来店予約枠も、土日はほぼ埋まっています。
平日であっても、今日予約して明日行く、みたいなことは難しいでしょうね。
一か八かで、飛び込みで行った楽天モバイルショップで、「今から契約手続きできますか」と聞いてみたのですが、「予約がいっぱいで無理なんです」と案の定断られました。笑
でもせっかく来たからには情報収集!と思って、販売スタッフさんに、新規契約について色々質問したんですよね。
その間30分くらい。
契約手続きに来たお客さんは1人もいませんでした。笑
だったら、今この時間に手続できるのでは…。笑
価格交渉は、一切受け付けてくれない
私達夫婦は、2019年に今のY!mobileに乗り換えたのですが、その時は価格交渉のオンパレードだったんですよね。
例えば、「5,000ポイント還元キャンペーン!」みたいなのがあったとして、
「ポイント還元じゃなくて、機種代金から5,000円の値引きにできませんか?
そうしてくれたら今契約します」
みたいな交渉がいくらでもできたんですよ。笑
楽天モバイルの店舗では、このような価格交渉には一切応じてくれなかったですね。
公式サイトに書かれていることが全てです。
もちろん、値下げ対応などがなくても、十分魅力的な料金プランであることは間違いありません。
むしろ、値引きありきの料金設定でないからこそ、シンプルで分かりやすいのでしょう。
電話でのMNP予約番号の取得は、時間がかかる&引き止め勧誘の嵐
電話をかけてから切るまで、30分はかかると思った方がいいです。
そして0570の電話番号にかけるため、通話料もきっちりかかります。
(私は780円かかりました。泣)
まず、オペレーターに電話がなかなかつながりません。
繋がるまでに大体20分くらいかと…。
心折れて電話を切りたくなりますが、それは絶対にやってはいけません。
あくまでもかかってきた順番で繋いでいるので、かけ直したら順番が後回しになるだけです。
辛抱強く待ちましょう。
そしてオペレーターにつながると、あらゆる勧誘文句で引き止めにかかってきます。
こちらにメリットがあるような言い方で、プラン変更など色々な提案をしてきますが、鉄の心で「結構です」と断りましょう。
楽天モバイル公式サイトで注文する時の注意点
申し込みが殺到し、サイトがつながりにくくなることも
私達夫婦が楽天モバイルを申し込んだ時は、ちょうどポイント還元増額キャンペーンの最終日だったんですよね。
申し込みがかなり殺到していたようで、サイトにつながらない、もしくはかなり時間がかかったり、一部機能が制限されることもありました。
注文後、いつ届くかは運次第
平常時であれば2日ほどで届くのだと思いますが…。
私達夫婦の場合は、全く同じ機種を注文したにも関わらず、夫は2日後に届き、私は1週間ほどかかりました。
また夫の分は、製品出荷完了メールが届く前に製品が届いたりと、システムですら、あてにならない場合があります。笑
ネットでの口コミなどを見ていると、注文してから1ヶ月くらいで届き、MNP予約番号の有効期限が切れてしまった、なんていう情報もあったのでかなり不安でしたが…笑
(その場合の対応方法も公式サイトには書かれています)
今は、申し込みが殺到したとしても1週間前後で届くみたいですね。
開通手続きはあくまでも自分で
万が一、開通手続きが自分でできなかった場合、楽天モバイルショップに持っていったとしても、サポートしてもらえることは一切ありません。
カスタマーセンターに問い合わせるしかないそうです。
とはいえ、説明書も同封されていますので、開通手続きに失敗することはほとんどないと思います。
私達夫婦も開通手続きは自分でやりましたが、詰まることはありませんでした。
楽天モバイルは「引きこもり」にオススメ(笑)
様々な評判がある楽天モバイルですが、「とにかく値段を安くする」という観点で考えると、現時点ではベストな選択肢だと私は思っています。
特に「楽天モバイル + 楽天ひかり」を組み合わせることで、固定費をかなり抑えることができるのではないでしょうか。
スマホを外出先でたくさん使う人にとっては、かなり制約が多く、メインで利用することは厳しいでしょうが…。
そのあたりは、今後の楽天の頑張りに期待ですね。笑
長々と読んで頂き、ありがとうございました。
ここまで読んで頂いたあなたには、固定費を少しでも安く抑える、ということに興味を持ってもらえているのだと思います。
この機会に、あなたが今使っている携帯と楽天モバイル、料金を比較してみてはいかがでしょうか?
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